2023
06
05
青大将の話
富良野市には「なまこ山」という、子供でも登ることのできる小さな山がありました。
ここは、その頃、好奇心を満たす宝で溢れていました。
先日、ヘビの話を書きました。
そうです、少年王の話です。
実は、私にもヘビにまつわる話があるのを思い出しました。
仲間となまこ山のてっぺんから降りてくる途中に青大将を見つけました。
青大将はおとなしいことを知っていましたので、私は近づいてその尻尾を掴み、振り回しました。
そうするとヘビが私に噛み付くことはできないという作戦でした。
その作戦は無事に成功し、へびを捕まえました。
すると誰かがヘビとカエルをバケツに入れたらどうなるかと言い出しました。
好奇心いっぱいの私たちはカエルを捕まえ、バケツ(どこかにあったのでしょうか?)にヘビとカエルを入れました。
どうなったか?
何も起こりませんでした。
ヘビとカエルの気持ちになってみれば、はやくこの面倒な連中から逃げたいと願っていたのでしょう。
食べたいとか食べられたくないとかは考える暇はないでしょう。
ヘビとマングースの戦いを想像していた私たちはがっかりでした。
何も起こらなかった後、逃してやりました。
ヘビとカエルの恩返しがなかったのが幸いです。
一挙に、しかも、夜遅くに部屋に押し寄せてきたら・・・。
「クワバラ クワバラ」(落雷、災難、嫌なことを避けるために唱えるおまじないの言葉。スーパー大辞林より。)
2023/06/05 (Mon.) Comment(0) ちどりあし日記